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坂本さんの拭き漆

富田林に在住の坂本明さんは、もと大手高炉メーカーにお勤めで、現在は退職され趣味の世界で悠々自適の生活をされています。パソコンをお使いで、私のサイトも覗いて下さり、幾度か記事についてのご感想をメールして頂きました。

坂本明さんが拭漆を施したテーブル。後ろの襖の模様が反射して写るくらいに艶がある

その坂本さんから、この春にダイニング・テーブルの注文を頂きました。ただし、無塗装で納品し、塗装はご自身で拭漆に挑戦されるとの事でした。事前に一度、それに納品の際に簡単に拭漆の方法と必要な道具類を説明させて頂きました。

最初に、小さな茶托やお分けした木端などで、練習され、その都度メールで疑問点などを連絡して頂き、お答えするという形で進められました。もともと技術系のかたらしく、その都度の写真を添付された具体的な内容のご質問で、こちらもあらためてその手法など確認できました。

そのテーブルが、完成されたそうです。写真の通り、見事な出来映えです。お聞きしたところ、天板の表側で下地の捨て塗りを1回、錆び付けを4回、その後、仕上げを重ねること21回に及んだそうです。正直に申し上げると、私自身それほどの回数を重ねたことはありません。

坂本さんとのメールのやり取りは、アマチュアの方で、これから拭漆に挑戦される人にとって、たいへん有用なものであったと思います。こうした場合、掲示板を用意しておけばと思いました。坂本さんの了承を得て、こちらのサイトでまとめると言う方法もあったのですが、この夏にパソコンのハードディスクがクラッシュして、大事なデータをなくしてしまいました。しかし、坂本さんご自身が、ご自分の経験をまとめて、サイトを作って公開してくれる準備をされています。たいへん楽しみです。サイトが公開されたら、このページでも是非紹介させて頂くつもりです。ご期待下さい。

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2003年10月31日、工房日誌に掲載

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